閉店時間厳守

私の店の閉店時間は、午前2時である。ただ、2時間飲み放題のシステムなので、午前0時を過ぎてからの来店はそう多くはない。私が閉店時間を厳守するので、尚更そうなのかもしれない。
ある日、M氏から電話がかかってきた。すごく久しぶりだ。M氏は2年ほど前に、常務から社長になって忙しくなったようで、なかなか私のお店には顔を出さなくなってしまった。「社長だから、いつも高級クラブにばかり飲みに行ってるわけよ。もうwomanみたいな安い店にはあんまり来れなくなってよ。ごめんよ〜」と、冗談めかして実状をこぼした。嫌味にならないのはM氏の人徳だ。
そんなM氏からの久しぶりの電話。時間は午前1時。「後から行きたいんだけど、お店なん時までだった?」今どこにいるのかは分からないが、すぐに向かってくれたとしても1時半近くはなるだろう。私の統計では、「すぐ行く」や「今行く」の連絡でだいたい15分はかかるので、それが「後から行きたい」だなんて、きっと2時の閉店時間には間に合わない。
「すみません。2時までなんですよ」と言うと「2時半まで延長してくれたら少しは飲めるな〜」と言われたが、「ごめんなさい。2時までです」と断った。久しぶりだし、M氏のことは好きだし、もうちょっと融通を利かせても良かったかな?とも思ったけど、2時閉店は厳守したかった。
別のある日、午前1時半過ぎに電話が鳴った。K君からだ。K君は30代半ばで、いつも会社の先輩や上司と共に私のお店にやって来る。
「今から、Oさんと行きたいんですが大丈夫ですか?」との問い合わせだ。やはり上司と一緒のようだ。「2時までなので、今日はもう終わりです。すみません。」と伝えると、「良かった。それでいいと思います。これで僕も帰れます」と、ホッとしたように電話を切った。閉店時間厳守は、私だけでなく、こういう場合のお客さんにもメリットがある、と実感した出来事だった。これからも2時閉店でお願いしまーす。

woman ウーマン

  • 住所/那覇市松山1-15-20 大文閣1F
  • TEL/098-863-0757
  • 営業/20:00~翌2:00
  • 店休日/日曜・祝日

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  • 2時間飲み放題(残黒・黒霧島)3200円
  • ビール 500円
  • カラオケ無料