ナイトワーク基礎知識~メンエス(メンズエステ)編~
メンエス(メンズエステ)で働く前に知っておくべき基礎知識と見極めポイント

女性がエステに通うように、男性も心と体の癒しを求めてサロンに訪れる時代。そんな男性が通う『メンエス(メンズエステ)』。メンエスで働きたいと思っている方の為に今回はメンエスのお仕事内容や給料システム、メリット・デメリット、働く際のチェックポイントをご紹介します。これから夜のお仕事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
メンエスとは?

「男性専用のリラクゼーションサロン」を指します。風俗店と思っている女の子もいるかもしれませんが、風俗店ではありません。女性セラピストがアロマオイルなどを使ってマッサージをするリラクゼーションを目的とした男性専用のエステサロンです。
お店によってエステの内容は様々で「洗体」や「密着」といったお客様との密着度が高いエステサービスを提供するお店もあります。そのため、お仕事と割り切れず男性に触れることに抵抗がある女の子には向いていないお仕事かもしれません。また、接客業なのでマッサージで癒しながら会話も楽しむなど、お客様が心地よくなれる接客を心掛けなければいけません。
メンエスの種類について
「メンエス」とひと口にいっても、実はいくつかの営業形態があります。働き方やお客さま層も変わってくるので、整理してご紹介しますね。
~店舗型メンズエステ~
通常のテナントを借りて、完全個室になっています。基本的にはスタッフが常駐しておりますので、もし問題が起きた場合でもすぐに対処してくれる安心できる環境です。
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~マンション型メンズエステ~
一般の1ルームマンションの1室をお店として利用していて、お客様と一対一での接客になります。出勤は各部屋に直接行くことになりますので、日によってお部屋が変わる場合もあります。
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~出張メンズエステ~
お客様の宿泊するビジネスホテルや自宅へ出張します。基本的にはお店のスタッフが送迎をしてくれるので、出勤は待機事務所へ行き、場合によっては自宅待機も可能となります。
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メンエスの給料システム
給与体系は多くが歩合制です。施術料金の40〜60%がセラピストに還元され、1回の施術で4,000円〜8,000円程度を受け取れるケースが一般的です。1日に3〜4人のお客様を接客すれば、オプションも付いて日収は2万5,000円以上になることも珍しくありません。さらに給与は完全日払いで、副業や短期の仕事としても人気があります。
また、メンエス未経験でも研修制度がある店舗が多く、接客や施術の基礎を学んでからスタートできる点も安心です。制服や施術に使うオイル・タオル類はお店側が用意してくれることがほとんどなので、初期費用をかけずに始められるのも魅力です。
メンエスで働くメリット・デメリット

マッサージの資格や経験がなくても働ける「メンエス」。ですが、実際に働いてみると、マッサージをする際に大変なことや苦労も存在しています。ここでは、働く前に知っておきたいメリットとデメリットを簡単にご紹介します。
メンエスで働くメリット
- 高収入を目指せる:歩合制なので、頑張った分だけ収入に直結します。
- 未経験からでも始めやすい:研修制度が充実しており、マッサージ経験がなくても安心。
- 接客スキルと美容知識が身につく:会話や気配りの力が自然と磨かれるほか、マッサージやアロマに関する知識も身につきます。
- シフトの自由度が高い:週1日や短時間勤務OKのお店も多く、自分のライフスタイルに合わせやすいのも特徴です。
メンエスで働くデメリット
- 体力的な負担:長時間の施術で腕や腰に疲れが出ることも。
- 収入の不安定さ:完全歩合制のため、予約が少ない日は収入が下がることも。
- 一部の客層:マナーを守らない人もいるため、スタッフ対応があるお店を選ぶことが大切。
働く前に必ずチェック!安全な店舗選びのポイント

実際に応募する前に、次のポイントを確認しておきましょう。
- 歩合率や最低保証の有無
- 研修制度が充実しているか
- 制服や施術用具が支給されるか
- お店の雰囲気や客層が落ち着いているか
- スタッフがサポートしてくれる体制があるか
体験入店を活用すれば、働きやすさを実際に確かめられるので安心です。
面接(体験入店)に必要なものは?
メンズエステの面接や体験入店では、身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)は必須です。年齢確認ができなければ採用は不可能です。加えて、顔写真付きでなくてもOKな場合がありますが、顔写真付きの方がスムーズに進みます。服装は私服で問題ありませんが、清潔感のある格好を心がけましょう。
メンエスで働くのに必要なものは?

- 施術用の衣装(制服):店舗によっては 専用の制服(ワンピースやTシャツ+ショートパンツ) が用意されています。店舗によってオリジナルの制服やコスプレを取り扱っている場合もあります。
- タオル・備品:基本的にはお店で準備。個人ではハンドタオルやポーチ程度。
- 施術用オイル:お店が用意してくれるのが一般的。稀に「好きなオイルを持参可」というお店もあります。
- ヘアメイク・身だしなみ:清潔感と癒しの雰囲気が大切。過度な派手さよりも「ナチュラルで上品」が好まれます。 店舗によっては 提携のヘアメイクサービス がある場合も。
- スマホ(連絡用):シフト調整や予約確認に必要。ご自身で営業のために使うこともありますが、お店側からの強制は一切ありません。
- メモ帳・ペン:リピーター情報を記録して接客に活かせます。気配り上手なセラピストは小物を上手に活用しています。
お給料を上げるにはどうすればいい?

メンエスでお給料を上げるには、6つのことを意識することが大事です。
① リピーターを増やす
収入を安定・アップさせる最大のポイントが、お客様が「また来たい」と思える接客を心がけることが大切です。具体的には…
- 丁寧な施術
- 会話の心地よさ
- 名前や趣味を覚える気配り
- 施術後のちょっとした一言(「今日は肩が軽くなりましたか?」など) お客様に癒しを与えてまた来てもらえるようにする心掛けが大切です。
② 技術を磨く
マッサージが上手いと自然に指名や口コミが増えます。 お店の研修以外に、自分でマッサージの本や動画で学ぶと差がつきやすいです。 特に「肩こり」「腰」「足のむくみ」など悩みに合わせた施術ができると評価されます。
③ 指名をもらう
フリー(お店から割り当てられるお客様)だけでなく、自分を指名してくれるお客様を増やすことで指名料がそのまま収入アップにつながります。 接客態度やコミュニケーション力がカギです。
④ シフトを工夫する
忙しい時間帯・曜日 に出勤すると、施術数が増えて自然と収入も増えます。 平日夜や週末はお客様が多いため、効率よく稼げます。
⑤ 営業努力(無理のない範囲で)
常連さんに次回予約を促したり、感謝のLINEを送ったり。 無理な営業は逆効果ですが、自然に「またお願いします」と伝えるとリピートにつながります。
⑥ 自分に合ったお店選び
お店によって 歩合率・指名料のバック率・保証制度 が全然違います。 同じ仕事量でもお店を変えるだけでお給料が上がるケースも多いです。
ノルマや罰金はあるの?
ほとんどのお店がノルマや罰金はないようです。 消耗品の代金が雑費として給与から引かれますが、バック額に込みの場合もありその額やパーセンテージはお店によって異なります。 まず、休む場合は必ずお店に連絡するのがマナーであり、いい加減な勤務態度はお店からの信用を損ないかねません。どんな場合でも無断欠勤だけは止めるべきです。病気や緊急事態の場合はお店も分かってくれます。
最後に:自分にあった待遇・制度を見極めて働ける環境を選ぼう
メンエスで働くということは、「癒し」を届けるお仕事に携わることです。高収入や自由な働き方というメリットがある一方で、体力や接客力も求められます。ですが、未経験から始めやすく、日払いも可能なため、今のライフスタイルを大きく変えることなくチャレンジできる点は大きな魅力です。
華やかさよりも落ち着きや安心感を重視しながら、自分らしく働けるのがメンエス。もし「誰かを癒す仕事をしてみたい」「効率よく収入を得たい」と思っているなら、まずは体験入店から始めてみてはいかがでしょうか。新しい働き方の選択肢として、あなたの生活を大きく変えるきっかけになるかもしれません。






