年末年始は、私の数少ない連休だ。しかし、休みでもどうしてもやらなきゃいけない仕事が２つ。それはお店の大掃除と、お客さんへの年賀状。内地の大学へ進学した息子が、冬休みは帰省しないとのことなので、今回初めて両親に手伝いをお願いした。娘も合わせて家族４人での大掃除。
ソファーやテーブル、カウンターの椅子も全て外へ出し、掃き掃除と拭き掃除。普段手をつけないカウンターの下やキッキンの棚の奥までやっていく。自分で考えて動ける大人が４人もいると、なんて仕事が捗ることか。毎日自分１人で仕事をしているので、誰かとの共同作業なんて年末の大掃除くらいしかないから、貴重で楽しい。大掃除の後の食事まで含めて、年末の行事の１つだ。
ＣＭで、年賀状は12月25日までに出しましょうとお知らせしているが、私はいつも年が明けた１月２日に投函している。毎年やらなきゃいけないと思いつつ、伸ばし伸ばしになってしまい、大晦日と元旦にようやく手書きのメッセージを書いている。
お客さんから頂いた名刺の住所に送る年賀状。仕事初めは早くてもだいたい４日だから、２日に出してもギリギリセーフだなという思いと、また今年も出すのが遅くなってしまったという思いの両方があったのだが、ある年にお客さんから、「毎年たくさんの年賀状をもらうけど、ママからの年賀状は、いつも他の人より遅いから印象に残るんだよね」と言われた事があった。あれ？ 仕事初めには間に合ってるつもりだったのに、やっぱり遅れて届いているんだ。 内地宛だからかな？ と思いつつ、印象に残るなら、きっとそれはいい事だとプラスに受け止めて、それからは、「年賀状は２日に出す」と、私のスケジュールに決めた。
本年もWomanとエッセイをよろしくお願いします。
