一緒に飲み屋さんに来た仲間が寝ちゃっても、ちゃんと連れて帰えるのは当然というか、「そりゃそうでしょ」である。でも時々「起きないんでこのまま寝かしてていいですか?」なんて聞いてくるお客さんがいるのも事実。いやいや、ちゃんと連れて帰ってくださいな。
先日、会社のメンバーで来店した6人組も、寝ちゃった1人を置いて帰りそうだったけど、1番若い子が最後まで面倒見てくれて、追加のお会計もちゃんとしてくれて助かった。社長と呼ばれていた人も、所長と呼ばれていた人も、先輩方も、寝てしまった大柄なアラフィフ男性を置いてさっさと帰ってしまったのだ。
寝ちゃった人を全員で面倒見なくてもいいけど、先に帰るなら残るメンバーに声をかければいいものを、「ちょっとタクシー探してくる」って感じで出て行ってそのまま戻って来ないなんて、残された若者がかわいそうだ。でも1番問題なのは、アラフィフにもなってお酒の加減も知らずに寝るほど飲んでしまう大柄男性だよな〜。引っ張り起こすのも無理なくらい身体が大きいので、ひたすら声をかけて揺さぶるしかない。
私の知り合いのママさんは、仲の良い常連さんが酔い潰れた時、何度かお店に泊めてあげていた。「起きたら鍵閉めて帰ってね」というメモとお店の鍵を残し、ママさん自身は先に帰っちゃう。お店に泊めてもらったお客さんは、私のお店の常連さんでもあったので、悪い人ではないのも知ってるし、職場も分かるので素性はしっかりしているが、どんなに親しいお客さんでも、私は自分が不在の時にお客さんだけをお店に残すなんて出来ないので、そのママさんの優しさにちょっと感動すらした。私とは器の大きさが違うわ〜。