公開:2023年5月22日 更新:2023年5月22日
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ガールズバーは、風俗営業ではないため、風営法の規制を受けないと言われています。一般的に風俗営業に該当するのは、キャバクラやクラブ、スナックなどです。
しかし、ガールズバーでも営業スタイルによっては風営法の規制対象となることがあるので注意が必要です。
この記事では、ナイトワークを始めるにあたって知っておきたいガールズバーと風俗の違いについて詳しく解説します。
ガールズバーは風俗営業ではない?
ガールズバーは風俗営業ではなく、法律上は飲食店として扱われます。
風営法の規制を受けないため、ガールズバーの営業に必要な届出は、以下の2つのみです。
- 都道府県への飲食店営業許可の申請
- 警察への深夜酒類提供飲食店営業開始届出
風俗営業とみなされるのは、ヘルスやデリヘルなどの性風俗店をはじめ、キャバクラ、クラブ、スナックなどが挙げられます。
これらの店舗営業は、風営法によって深夜営業(午前0時〜午前6時までの営業)が禁止されています。
一方、ガールズバーは風俗営業ではなく、飲食店に分類されます。
「深夜酒類提供飲食店営業開始届出」を済ませていれば、深夜でも営業が可能です。
ガールズバーは風俗営業とみなされない理由は、ガールズバーの接客が「接待行為」を伴わないからです。
ガールズバーは、女性のバーテンダーがカウンター越しに接客をするお店です。
女性バーテンダーはドリンクやおつまみを提供し、お客様とおしゃべりを楽しむのが仕事なので、風営法上の接待行為には該当しないのです。
ガールズバーで風俗営業許可が必要なケースとは?
ガールズバーでも、営業スタイルによっては、風俗営業とみなされるケースもあります。
実際、ガールズバーのなかには、営業にあたって風俗営業許可を取得しているお店もあるようです。
例えば、ガールズバーとして営業していても、女性バーテンダーが接待行為をしている場合は、風俗営業に該当します。
具体的には、以下のような接客・サービスは、法律上の接待行為とみなされるため、注意しておきましょう。
- お客様と2人でカラオケのデュエットをする
- お客様と身体を接触させながらダンスをする
- 特定のお客様に対してダンスや歌などを披露する
- 特定のお客様の近くで歓談したり、お酌をしたりする
- 特定のお客様とダーツ・トランプなどの遊戯をする
上記のうち、ほとんどのガールズバーで行っているのが、「お客様との歓談やお酌」です。
これについては線引きが曖昧で、「カウンター越しにちょっとした世間話をする」「お酌をするけど、すぐにその場を離れて後方で待機する」場合には、接待行為に当たらないとされています。
ガールズバーで深夜営業と風俗営業の併用はできない
ガールズバーは、深夜営業しながら風俗営業をすることはできません。
そのため、深夜営業をするなら、警察への「深夜酒類提供飲食店営業開始届出」を済ませ、接待を伴わない飲食店としてのサービスのみを提供する必要があります。
反対に、接待行為を伴うお店を経営するなら、深夜営業を諦めて、風俗営業の許可を取る必要があるでしょう。
そのため、ガールズバーで働くうえで、深夜営業をしているかどうかは、お店の営業スタイルを見極める重要な要素の一つと言えます。
ガールズバーと風俗、どっちで働くべき?
ナイトワークをするのであれば、ガールズバーと風俗(キャバクラやクラブ、スナックなど)は、どちらが働きやすいのでしょうか。
ここからは、働く女の子の視点から、ガールズバーと風俗の違い、どっちがおすすめかを見ていきましょう。
日中の仕事・学業との両立なら「ガールズバー」
ナイトワークを始めるにあたって、日中の仕事や学業との両立を考えているのであれば、深夜帯も働けるガールズバーがおすすめです。
キャバクラやクラブ、スナックなどは、風営法により24時以降の営業が禁止されています。
そのため、昼職との掛け持ちで20時からシフトに入るとなると、1日たった4時間しか働くことができません。
一方、ガールズバーなら20時からシフトに入る場合でも、翌朝5時や6時のラストまで通しで働けます。もちろん、日中の仕事や学業に影響を与えない範囲でとなりますが、長時間働くことで高収入が見込めるのはメリットだと言えます。
また、休前日だけラストまで入り、その他の日は翌日の予定を優先したりなど、ライフスタイルに合わせたシフトが組めるのも、ガールズバーならではのメリットです。
ナイトワークデビューなら「ガールズバー」
初めてのナイトワークにおすすめなのは、ガールズバーです。
ガールズバーなら、接待行為を伴わないため、特定のお客様にお酌をしたり、身体を密着させたりする必要はありません。
接客も基本的にバーカウンター越しなので、気軽にお仕事ができるでしょう。
また、ガールズバーは服装自由というお店も多く、キャバクラやクラブのように、ロングドレスを着たり、美容室でヘアセットをしてもらう必要もありません。
ナイトワーク経験ゼロの女の子もたくさん働いているので、初心者にとってはガールズバーのほうがハードルは低く、働きやすいでしょう。
接待に抵抗があるなら「ガールズバー」
接待行為に抵抗があるなら、ガールズバーで働くのがおすすめです。
ガールズバーなら、特定のお客様と同伴やアフターに行く必要がなく、指名や同伴のノルマもありません。
お客様とはカウンター越しに一定の距離を保ったうえで接客ができるので、セクハラなどの被害も少ないでしょう。
とにかく高収入を狙うなら「風俗」
接待行為に抵抗がなく、とにかく高収入を狙いたい女の子には、風俗がおすすめです。
一般的に、ガールズバーよりもキャバクラやクラブ、スナックなどの風俗店のほうが、時給は高めに設定されています。
もちろん、24時までという営業時間の制限はあるものの、指名バックや同伴・アフターバックなどのバック制度が充実しているので、効率よく稼いでいる女の子もたくさんいます。
ガールズバーも風俗もお店選びが大事!
ガールズバーは、一般的には風俗営業とみなされていません。
そのため、風営法の規制を受けず、深夜〜翌朝まで営業をしている店舗もたくさんあります。
ただし、接待行為を伴う営業スタイルの場合は、ガールズバーでも風俗営業許可が必要となります。接待行為を行っているのにも関わらず深夜営業をしているガールズバーは違法店舗なので、お店選びの際は注意しましょう。
ガールズバーも風俗も、お店によって働きやすさが大きく異なります。
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