私の現在の住居は那覇市で、徒歩でお店に通勤できる距離に住んでいる。地元は与那原町で、那覇に引っ越すまでは、与那原町から車で通勤して運転代行で帰っていた。毎日のことなので、時間も交通費も大変なものだった。
「那覇に引っ越したんですよ」とお客さんに話すと、「与那原は遠いからな。那覇に住んだほうが便利だよ」と理解を示す人が大半だったけど、たまに「ずいぶん儲けているんだな〜」という反応する人がいて驚いた。実際は、毎月6万円以上かかっていた運転代行と駐車場代が浮くので、那覇に住んだ方がずっと経済的なのに、分かっちゃいないな。
さて、那覇に住むようになって、日々の交通費はかからなくなったけど、今度は逆に地元の友達と飲むということがなかなか出来なくなった。飲み代もさることながら、そこまでの交通費を考えると、そう頻繁には行けない。往復タクシーで5000円、居酒屋で5000円。1回の飲みで1万円が消えて行く。これに2次会3次会が加われば、一体どうなっちゃうのやら。年に数回だから出来る遠征である。
「与那原が遠くなっちゃいまして。友達と飲むのも一苦労です」と、上記のような話をお客さんにすると、「与那原はまだいいよ。往復で5000円だろ?俺なんかたまに沖縄市に飲みに行くけど、片道5000円だぞ」ときたもんだ。知らなかった、沖縄市ってそんなに遠いのね。そしてそこから、運転代行は片道だからタクシーより安いけど、呼んでもすぐ来てくれるとは限らないから困るよね〜と、話は膨らんでいくのだった。
それにしても、世の男性、私のお店のお客さん方、歩いて帰宅出来る距離の人はそう多くはないはず。飲みに来てくれる度に、交通費等これほどお金がかかるものなんですね。月に何度も来てくれるお客さんも多いけど、考えれば考えるほど、改めて感謝です。