私は去年の年末の誕生日で46歳になった。何事にもあまり根気のない私だけど、このライターの仕事だけはどうにか続いていて、46歳で20年経ったことになる。こんなに長く継続させて頂いてとても有難いことです。
当時の私はバイト先が倒産してしまって、新しいバイト先を探していた。そんな時にコンビニで手にした求人誌ルーキーの「本誌でライターしませんか?」というような求人に応募したのが始まりだった。
子どもの頃から読書が大好きだったし、なんとなく作家への憧れがあったので、偶然見つけた「ライター募集」はとんでもなく魅力的に見えた。何かしらを書くことで多少なりとも収入を得られるなんて、夢のような話に思えた。
ライター募集の面接に行った時の自分の服装を、なぜだか憶えている。白いワイシャツに、明るいオレンジ色の柄のタイトスカートだった。そういうと派手に聞こえるかも知れないけど、実際はスッキリとした良い感じだったと記憶している。そして、いかつい面接官の◯◯さんのことも憶えている。とても怖かった。
26歳の私は、まだ最初の結婚を継続中で、今よりも6キロほど痩せていた。まだラウンジやクラブ等で働いたこともない頃で、まさか未来に自分のお店を持つ日が来るなんて、想像したこともなかった。
現在46歳の私が66歳の自分を想像できないように、そりゃ26歳の私も46歳の自分を想像できないよな〜と思う。46歳の私は、26歳の頃の私とは完全に違う世界に生きているけど、ここはなかなか楽しい。
20年の間には苦しいことや辛いこともあったけど、振り返ると案外悪くない20年だった気がする。もちろん反省点は山のようにあるので、今後はそれを埋め合わせしながら、次の20年も頑張るぞい!
20年
2022年1月26日