飲み放題のドリンクの品揃えというのは、仕入れ金額との兼ね合いもあり、なかなか難しい。
セルフバーを始めたばかりのころは、手ごろでメジャーな泡盛、焼酎、ウイスキーを2種類ずつ。それに、お茶類や炭酸水、コーラ、ジンジャーエールなどを合わせても、全部で20種類に満たないくらいだった。それが、6年近く経った今では、70種類以上に増えている。
私たち夫婦は、飲み放題のある居酒屋が好きでよく行く。純粋に食事とお酒を楽しみに行っているのだけど、やっぱり飲み放題の種類は気になる。
「えっ、ジンビームもこの金額で飲み放題なの?」と夫。
「JJってなに? 今流行ってるの?」と私。
そんな発見や驚きが結構ある。
こうして我がバーの飲み放題にも、ジンビームと茉莉花が登場することになった。
炭酸水で割るだけで作れる“コンク系”のお酒も増えた。
「いろいろ飲めるの楽しい〜!」と喜んでくれるお客さんの声で、当初4種類だったものが、今では13種類になっている。
逆に、消えた飲み物もある。
代表例はルートビア。
沖縄らしさというか、“アメリカンな沖縄”を感じる飲み物のひとつだと思って置いていたのだけど、観光で来たお客さんが、
「あ、マズイって有名なルートビアがあるよ!」と、一口二口だけ飲んで「ほんとにマズイ」と残す人が続出したのだ。
ルートビアは、発泡酒並みに値段が高いので、大量に残されるとなかなかつらい。しかも最近は、本物のビール並みの値段になってきている。飲み放題から外して正解だった。
つい最近、20代前半で、しかも酒屋さんで働いているというお客さんが来店した。その人から教えてもらった「最近人気のお酒」を、さっそくセルフバーに追加してみた。
飲み放題で無制限に出すには少し高いので、「なくなり次第終了」にしているけれど、お客さんからの評価は上々。
さすが酒屋さんで働く若者。ドンピシャだ。



