同級生のMさんが、近くでお店をオープンした。
少し前に「良い物件が見つかった」と聞いていたし、「店舗契約をした」とか、「カラオケの契約について教えて」とか、そんな話もしていたので、夫と「オープンしたら一緒にお祝いに行こうね」と話していた。
オープン2日目の金曜日。
その日は娘夫婦が当番の日だったので、行ってきた。
オープンイベントの3日間はお手伝いの女の子が1人いるそうだが、普段はMさん1人で切り盛りするらしい。
ワンオペにはちょうどいいサイズの、綺麗なとても良いお店だった。
Mさんはもともとどこかのお店に専属で所属していたわけではなく、フリーな働き方をしていた。同伴やアフターで、私のお店にもよく来てくれていた。
それまでは私がMさんにビールを注いでいたけれど、今回は注いでもらう側だった。いつもとは違って私がお酌される側になっているのが面白かった。Mさんも「なんだか不思議な気分〜!」と笑っていた。
フリーで働いてきたMさんは、きっとたくさんのお店を見てきたのだろう。その経験や知識が、お店のあちこちに投影されていた。周りのお店の隙間を突くような作りに、さすがだなと思った。
なにもかもを100円均一で買い揃えてお店をオープンした私と違い、店名入りのコースター、割り箸の袋、オリジナルのスナック菓子。いろんなところに、きちんとお金がかかっていた。
最上位ランクのカラオケとか、トイレの絵画とか。正直、いろいろと羨ましいお店だった。でも同時に、ちょっと刺激ももらった気がする。
私も初心を思い出しながら、同じ松山で、お互い長く生き残っていきたいと思った。



