店名の【BAR TO BAR】は、セルフBARとカウンターBARという意味でつけた。どちらのBARも飲み放題だが、システムに違いがある。もちろん金額も違う。
カウンターBARの方が少し料金が高い。おしぼりは布製で良い香りがする。チャームも付いている。コップはガラス製。そしてお酒は私が作って差し上げる。
セルフBARは使い捨てのおしぼりで、チャームは無く、コップはプラスチック製。そしてその名の通りセルフでお酒を作ってもらう。
どちらのBARもカラオケ無料なので、肩書は「カラオケBAR」あるいは「飲み放題BAR」。私は飲み放題BARという言い方のほうが気に入っている。
他にも2つのBARには違いがあった。カウンターBARの場合は、飲み放題の終了時間が近づいてきたら私がお客さんに伝える。
「そろそろお時間ですが延長しますか?」
セルフBARの場合は、自動延長と言うシステムとっている。飲み放題のスタート時間を書いた紙をお客さんに最初にお渡しし、時間を過ぎると自動で延長していくシステムだ。お店側から時間の終了を告知せず、お客さんの管理になっている。
料金と時間と自動延長の旨は大きく案内板に表記しているし、最初に口頭でもお客さんにお伝えするが、時々びっくりされる。
「自動延長なの⁈」
「そういうことも含めてセルフでお願いしています」ぺこり。
セルフ側は団体さんやカップルが多いので、「そろそろお時間ですが」と声掛けをすると盛り上がりに水を差すことにもなるので、自動延長システムは良いアイディアじゃないかな〜。
セルフバーは料金設定が低いので、延長するかしないかで売り上げが大きく変わる。特に団体さんの場合はそうだ。なので盛り上がっている団体さんに対して私は、「お願いだから延長して〜」と心の中で祈りながら時計を見ている。