分かりやすーく

 セルフバーという、お客さん自身でお酒を作ってもらう、あまり他にはないシステムでやっているので、お客さんが戸惑ってしまうことがたまにある。

 例えば、泡盛やウイスキーなどのボトルには定量ポーラーを装着していて、口に小さなキャップを被せてある。そのキャップに気が付かずにそのまま注ごうとするお客さんがいたり、薄めて飲むカクテルのコンクを割らずに原液のまま飲んでしまうお客さんがいたり。

 その度にお客さんのもとに走って使い方を伝えるけど、私がカウンターで接客しているとセルフバーのお客さんの間違いや戸惑いに気がつかないことがある。それに常に私が気を配っていないといけないのは、そもそものセルフバーのコンセプトから外れている。どうにか改善しなければ。

 パソコン、プリンター、ラミネート機を駆使して、「キャップを外ずして注ぐ」案内や、「炭酸水で割る」案内をお客さんの目に付きやすい場所に貼ることにした。そして、最近増えている外国人のお客さんにも分かるように英語の表記も加えた。カクテルのコンクを原液のまま飲んで顔をしかめるのは、なぜだか外国人のお客さんが多いのだ。

 氷のストッカーには、手のひら大の文字で“ICE ”と書いているけど、「氷をください」とカウンターまで来るお客さんが時々いる。分かりやすく大きく表記しているつもりでも、皆さん酔っているし、案外見えていないみたいだ。これまた改善しなきゃ。

 私のお店で分かりにくいのがもう1つはある。トイレだ。横幅が3メートルしかない細長い店内で、キョロキョロとトイレを探していたり、「トイレはどこですか?」とか、時には「トイレはありますか?」と聞かれることもある。そこでトレイの案内も手作りした。なかなかいい出来。

 キャップを外すことも、炭酸水で割ることも、氷のストッカーもトイレの場所も、1度分かればもう問題ないことばかり。それだけ新規のお客さんが増えたということなので、試行錯誤しながら改善して快適なBARを目指すぞ〜!

BAR TO BAR 外装 BAR TO BAR 内装

BAR TO BAR

  • 住所/那覇市松山1-15-20 大文閣1F MAP
  • TEL/098-863-0757
  • 営業/19:00~翌1:00
  • 店休日/日曜・祝日

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