酔っ払ってくると眠くなっちゃう人も多いはず。特に１週間頑張って働いた後の週末は、仕事の疲れと翌日は休みだという安心感で、ついつい飲み過ぎちゃって睡魔も襲ってくるだろう。
ボックス席の団体さんで、その中で１人２人が寝てしまっているのはしょうがないけど、１人で飲みに来てカウンターで寝るのは大変困る。お客さんがうつらうつらしていたら、話し掛けたりカラオケを勧めたり、チョコレートを差し出したりと目を覚まさせるようにするけど、それでも眠そうな時は「◯◯さん、今日はもう飲み過ぎかな？ 寝るなら帰らなきゃダメですよ〜」と、帰宅を促すようにしている。
私は、にーぶやーなので眠いのを我慢するのがとても苦痛だ。だから、睡魔と戦いながらも帰らないのは本当に不思議。飲み放題終了の２時間まで「まだ時間はあるでしょ？」と、お酒も飲まずカラオケも歌わず、話しかけても返事もできず、ただただ睡魔と戦い、落ちかけては起き落ちかけては起きで、なぜ帰ろうとは思わないのだろうか。ただ居るだけでいいと思えるお店なら有難いことだけど……。
団体さんでやって来て、眠くても１人で先に帰るわけにもいかず、結果として寝てしまうのはよく分かる。世の中、お付き合いも大事なことだ。中には「15分寝れば復活するんだ」という人もいて、本当にしばらくすると起きてまた楽しく飲み始める不思議な人。15分の仮眠で朝まで飲めるのだそうで、恐るべし復活力と持続力。
寝ると絶対起きない人もいる。いつも団体さんでやって来て、ハイテンションでノリノリでカラオケを歌い、後半は声も聞こえない。帰る時はたいてい誰かに運ばれている。どこかでスイッチが切れて寝てしまうそうだ。周りもみんな慣れていて、眠くなったら素直に寝かせてもらえる素敵な環境。
睡魔と戦う人、仮眠で復活する人、寝て連れて帰られる人。酒の席の眠気三景。
