ここ最近は、出勤の度に確認することがある。私のお店の並びにあるステーキ屋さん、割烹のお店、居酒屋さん、そして斜め向かいの焼肉屋さん、その隣の居酒屋さん、それらの看板をサッと見回すことだ。そして電気が点いていると安心する。良かった。みんな営業している。
当初は、いくらコロナ対策とはいえ、お客さんの手にアルコールスプレーを吹き掛けることが失礼にあたるのではと、とても抵抗があった。しかし、次亜塩素酸水の存在を新型コロナをきっかけに知り、それが手元に届く頃には、「すみませーん。協力お願いしまーす」とスプレー片手にニッコリすれば、お客さんも世の中の状況も、それを当然だと思ってくれるようになっていた。
手だけじゃなく空間も除菌するために、次亜塩素酸水を入れた加湿器をトイレに１つ、ボックス席に１つ、カウンターに２つ置き、出来る限りの対策も試みている。加湿器から上がる白い蒸気は、見ているだけで癒しにもなるのがいい。
テレビで繰り返し避けるように言われている「密閉、密集、密接」の三密。定期的にドアを開放して最初の密はクリア。後の２つは、この時期に、密集密接するほどお客さんは来ない。なのでクリア。あぁ悲しい。
そう、お客さんが１人も来ない可能性も充分ある。というか１人でも来てくれたら良い方だと、お店での暇つぶし方法を考えた。最初は、最近ハマっている英語アプリで勉強をしようかとノートと筆記用具を持って行ったが、お店では全く集中出来ないので断念した。次の暇つぶしアイテムは、フォームローラー。お店に持って行ったのは、両サイドに持ち手のある細いタイプで、ボックス席に座り、脚や腕にコロコロマッサージして過ごすのだ。これは、なかなかいい感じにヒマは潰せそうだ。きっと今夜もコロコロ三昧になるんだろうな〜。
