毎年恒例の大掃除を、今年は12月の前半に早々と済ませた。「寒くなる前がいい」という娘の希望だ。
大掃除は毎年、娘と息子と、仕事の都合が合えば娘婿にも手伝ってもらっていたけど、息子が内地の大学に進学し、娘婿は仕事が忙しくなったので、去年からは両親にも手伝ってもらうようになった。そして、今年からはそこに、私の新婚の夫も加わることとなり、総勢５人でわずか10坪のお店の大掃除だ。
カウンターの椅子、ソファ、テーブルをお店の外に運び出し、床や壁、重たいダーツマシンの裏まで掃いたり拭いたり等、体力が要る仕事は父と夫がやり、カウンターの中の掃除は母が、運び出されたソファや椅子をゴシゴシ拭いていくのは娘の担当だ。そして私は皆の間でうろちょろしながら細かいなんやかんやをしていく。
大の大人が５人も集まると仕事が早い。娘にとっては毎年のことだし、両親にとっては２回目だし、夫は集中力が高いので、私がいちいち言わなくても皆それぞれがどんどん掃除を進めていく。年々、大掃除に要する時間が短くなってきているような気がする。
私は、普段１人で仕事をしているので、こういう誰かとの共同作業というのは年に１度の楽しい時間で、そして貴重な時間だ。
恒例の大掃除は、その後のお疲れさん食事会とセットで、いつもはステーキ屋さんに行っていたけど、今年はスシローに行ってきた。平日にも関わらずスシローは繁盛していて、私たち家族もそこに加わる。
コロナコロナでいろいろ大変な年だったけど、家族みんなで大掃除をして、お疲れさんの食事会をして、なんだかんだで平和だな〜と思えた。良かった良かった。来年も楽しく大掃除が出来ますように……。
