ずっとずっと気になっていた店の外観を、ようやくリフォームした。限られた予算の中で、「格好よくて、でも気取らない」を目指しつつ、そしてなにより「ちょっと入ってみようかな」と思ってもらえるようにしたかった。
最初は、レンガの壁に木のテラスを組み合わせたデザインを考えていた。しかし、いろいろ材質を調べたり、他のお店を見て回ったりしているうちに、少しずつ気持ちが変わっていった。最終的にたどり着いたのは、赤いガルバリウムの壁にモルタルの床、そして黒の花ブロックの塀。すっきりして、そのほうが私の好みだし、私っぽい。
工事は5日間の予定が、気づけば18日。工事の最中でも営業はできたけど、完成を待ちこがれる気持ちが強くて、今か今かと毎日そわそわしていた。
ガルバリウムやモルタル、花ブロックという材質選びと同じくらい、色選びも悩みに悩んだ。誰かが言っていたように、白と同じように赤にも200種類あるし、黒にも艶あり・艶なし・半艶・三分艶まである。あらゆることを夫婦で相談して、迷って、ようやく決めた。
なにしろ初めてのことばかりだったから、自分たちで決めたことがカタチになるまでは、正直、うまくいくのかどうかも分からなかった。
悩んで迷った分、完成の喜びはひとしおで、大変身した自分の店を、遠くから、近くから、何度も眺めた。昼間の太陽の下でも、夜の街明かりの中でも。
細かい気になるところはまだまだあるし、照明や看板など、これから手を入れたい部分もまだたくさんある。でも、ようやくできたこの外観は、やっと手に入れた“私のお気に入り”。



