平日の私のお店の営業時間は、PM７時からAM１時までの６時間。AM０時を過ぎてお客さんが途切れたら早めに閉めることもあるけど概ね６時間だ。
どんな仕事でもそうだろうと思うけど、同じ仕事時間でも、特別「今日は疲れた〜」と感じる日がある。お客さんの人数に比例することもあれば、必ずしもそうではないこともある。
例えば団体さんの場合は、お客さんの人数と疲労が比例している。団体さんなのでセルフバーをご利用だが、何かと私のやることも多い。ドリンクがどんどん出るのでその補充をしたり、おつまみの注文に対応したり、お酒の作り方をちょっとアドバイスしたり。
人数と疲労が反比例なのは、一見のお客さんがお一人で来店して、他には誰もお客さんがいない場合だ。ずっとマンツーマンで、お店全体で見れば暇なのに、私の神経疲労はなかなかなもんなのだ。
他にお客さんがいたら、そのお客さんに対応したり、キッチンに入る用事が出来たりして少し息抜きが出来るけど、それが出来ないのは辛い。初めてのお客さんに付きっきりで数時間過ごすのは、とても気疲れしてしまう。お客さんを退屈させないように、つまらないと思わせないように、楽しく会話を続ける自分に、時々我ながら天晴れと思う。
お客さんと楽しく会話して盛り上がっている時は同じように私も楽しいんだけど、閉店時間になって片付けをしている時に突然ドッと疲れを感じる。そして、毎日どこの飲み屋の皆さんも、そういった天晴れな仕事をいているんだもんな〜と思うと感慨深い。私から拍手を送ります。
「今日は頑張ったぜ！」と感じられる仕事を終えた日は、疲れているけど気持ちいいし、帰ってぐっすり眠れるのでヨシ！
