沖縄県の緊急事態宣言が解除されて、私のお店もようやく通常営業となった。もちろんまだまだコロナ対策はしていかなきゃいけないけど、時間に制限のない自由な営業が出来るだけでも、とても有り難い。
およそ１ヶ月半ぶりの営業再開である。久しぶり過ぎて忘れてしまった化粧の手順を思い出しながら、どうにかメイクを済ませて出勤だ。お客さん達に「今日からお店開けます」と連絡をして、後はただ来店を待つ。私の仕事の半分は待つことだ。
皆さん飲む機会がだいぶ減っているので、womanへの来店が数ヶ月ぶりという人も多い。どのお客さんも「久しぶり〜、元気だった？」という台詞から会話が始まる。会社から「なるべく飲みには行かないように」という御達しが出ていることもあるようで、コロナ禍では仕方のないことなのかもしれないけど、飲食店としては厳しい話だな。
飲みに行く機会が減れば、もちろんカラオケを歌うことも減る。「もう何ヶ月も歌っていないから声出ないかも」とか「久しぶり過ぎて何を歌えばいいのか分からない」とか、やはり皆さん久しぶりだと戸惑うようだ。
マイクもデンモクもテーブルも、使う度に消毒するのが今ではすっかり普通のことになったけど、ほんの１年ほど前まではそんなことしてなかった。先日、ちょっとずつ人出が戻りつつある国際通りを信号待ちの車窓から眺めていると、どの人も皆マスクをしている。当たり前と言えば当たり前だけど、それもこの１年ほどで当たり前になったことだ。当たり前って簡単に変わるんだな〜。
今日も元気に営業できることを当たり前と思わず感謝しなくちゃね。
