経済的なお酒

 私はいわゆるビール党で、飲みの場では最初から最後までビールで通す。

 ビール党でない人からは、「炭酸でお腹いっぱいにならない?」とよく聞かれるけど、う〜ん、そういう風に感じたことはないと思う。

 ビール党で困るのは、飲み代が泡盛や焼酎よりもかかることだ。今は飲み放題システムの居酒屋がいっぱいあるので、友達と飲みに行っても安心してビールで通せるけど、昔はそうではなかった。1杯500円くらいのビールと、1本数千円で皆で飲める泡盛とでは、なかなか上手に気持ち良く割り勘が出来ないので、私は苦手な泡盛を我慢して飲んでいた。

 飲み放題システムの居酒屋のお陰で、友達と心置きなくビールをたらふく飲むことが出来るようになったけど、その最高の時間もこのコロナ禍ではなかなか出来ないし、私のお店も休業していて飲めないし、そういうわけで家飲みがグンと増える。

 家で毎日ビールを飲んでいると改めて実感するのが、やっぱりビールは飲み代がかかるということ。まぁ、正確にはビールではなくて発泡酒とか第三のビールというやつなんだけど、それでもやっぱり結構かかる。でも、経済的とはいえ泡盛は香りが苦手なので、クセの少ないというウォッカを試してみることにした。

 ウォッカのアルコール度数は40度と高いけど炭酸水で調整出来るし、レモンフレーバーの炭酸水で割ると最高に美味しい。これはもう、私のお酒はウォッカで決まりだなと思っていたら、糖質ゼロの焼酎があるとの噂を聞いた。

 それは黒糖焼酎。名前を聞くと、逆に糖質が凄く多そうだけど実際はゼロなんだとか。飲んでみると、香りも味もクセがなくスッキリしていて私好み。家での私のお酒はコレだな。

 ウォッカも焼酎も飲めるようになったけど、「お酒が弱くてビール以外は飲めないんです」と常々言っていて、いつもお客さんにビールをご馳走になっていたので、緊急事態宣言が解除されて、またお店の営業が再開しても「ビール以外飲めないんです」で通して行こうっと!

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