お店のトイレを綺麗に保つのはなかなか大変。もう何年も前のことだけど、とあるBARのトイレの手洗い台のところに「ここで吐いた愚か者は罰金1万円」の注意書きを見たことがある。私のお店でも、何度もお客さんの嘔吐で迷惑したことがあったので、このBARも過去に酷い目にあったんだろうと想像できた。
私のお店でも、嘔吐への注意書きの紙を貼ることにした。娘に注意書きを作ってもらい、それをプリントアウトしてラミネートした。
お客さんから「ホテルのトイレみたい」とお褒めの言葉をたくさんいただいているので、そのホテルライクな雰囲気は壊さないよう、入ってすぐ目に入る位置ではなく、ドアの内側に貼った。便座に座ったり、トイレから出る時に見える位置だ。雰囲気は守りつつ、注意を促す。
トイレを綺麗に保つには、男性の立ちション問題もある。便器に目標となるハエのシールが貼ってあったり、「1歩前へ」の注意書きがあったりという話を聞くと、やはりみなさん困っているんだと思う。
問題に対処するために、Amazonで立ちション禁止ステッカーを買った。伝えたいことがひと目で分かるようなシンプルなイラストが気に入った。それは便器の蓋いっぱいの大きなサイズのステッカーで、立ちションしようとするとちょうど目の前にくる。なかなかのインパクトだ。これできっと飛び跳ね被害も減るだろう。
しかし、この立ちション禁止のステッカーのインパクトがありすぎて、せっかくのホテルライクな我がBARのトイレの雰囲気が、台無しになってしまった感がある。嘔吐への注意書きの貼り紙を、目立ち過ぎないようドアの内側に貼ったのに、立ちション禁止のステッカーの存在感ったら。
あまりにもトイレの雰囲気ぶち壊しなので、もしかしたらステッカーは、程よいサイズのものに買い直すかもしれないな。

