世の中の流れに逆行して、私のお店ではコロナ禍の去年にカード決済を辞めた。直接のきっかけは、コロナ休業中でも毎月の固定費が掛かり続けることだったけど、元々あまりカードで支払いをするお客さんは多くなかったし、お店の飲み放題プランを変更して今までよりも客単価が下がるので、ますますカードは不要になると思ったからだ。
マンボー明けの3月4月は、まだまだお客さんが少なく、カードが使えないことに特に何の問題もなかったけど、5月に入り徐々にお客さんが増え始めてくると「カード使えないの⁉︎」という驚きと困惑の声が出始めた。
あれ? このコロナ禍の前までは滅多にカードを使うお客さんがいなかったのに、この2年で一気にキャッシュレス化が進んだのかな?
世の中のキャッシュレス化が進んだのもそうだろうけど、以前は、いかにもスナック然としていた店構えが、リフォームしてBARに生まれ変わったことで一見さんが増え、客層の幅が広がったということも一因だろう。
カードが使えないことで、先日のお客さんはお会計前にコンビニのATMに走ることになってしまったし、別のお客さんは「手持ちの現金がないので、すみません」と入店を諦めて帰ってしまった。こりゃこりゃカード決済は必要だぞ。
ネットで調べてみると、キャッシュレス決済代行業なるものがいろいろあって、微妙に条件が異なる。あれやこれや見比べて申し込みをし、審査を経て、今は端末機が届くのも待つだけとなった。いろいろ調べて契約したので、去年解約したカード会社よりもだいぶ条件が良くなった。良かった良かった。
いくら客単価が下がったとはいえ、団体さんの場合は金額も嵩むし、時代はどんどんキャッシュレス化へ向かっているので、やっぱりカード決済は必要だわね。お客さんには迷惑かけちゃったけど、来月にはもうカード使えるようになりまーす!