カラオケのマイクには、カバーを付けている。コロナ禍がきっかけだ。政府による営業自粛要請がたびたび繰り返される中、その合間合間に営業していた時に、感染症対策としてカバーをつけ始めた。
今ではもう感染症対策という意味ではないけど、マイクを唇が触れるほど近くに持ってシャウトする人を見ると、「あって良かったマイクカバー」と思う。
「マイクカバーは付けたままでお願いします」と、お客さんには伝えるようにしているけど、いつもいつもカバーを外して歌うOさんという人がいる。Oさんはカラオケが大好きで、毎回何曲も歌うけど、必ずカバーを外して歌う。Oさん曰く「なんか、外して歌いたいんだよ〜」とのこと。
カバーは薄い不織布で、声を遮ったりはしないと思うんだけど、カラオケ好きなOさんにとっては遮られている気分になるんだろうなと私はもう諦めてしまった。カラオケ好きだからこそ、カバーを邪魔に思うんだろう。
Oさん以外にも、カバーを外して歌うお客さんは時々いるので、赤、白、黄色などカラフルだったマイクカバーを、存在感を消すために目立たない黒色だけにした。これで少しは改善されるかな?
お客さんはあまり知らないのかもしれないが、マイクは案外汚れやすいのだ。マイクヘッドをよ〜く見てみると、網目にゴマやら何やら食べカスが付着していたりする。マイクカバーを付ける前までは、定期的にブラシで掃除してそれらを取り除いていた。マイクあるあるだ。
衛生的にはやっぱりマイクカバーは付けたままでお願いしたい。



