今回はトングの話。そう、トングとは物を掴むキッチン用品のこと。私のお店では氷を掴むトングが必要なので、その話。
自分のお店をオープンするにあたって、100円均一ショップにはとてもお世話になった。灰皿とかコップとかマドラー等々。アイスペールはさすがに100均一にはなかったのでメイクマンで手頃でいいサイズのを買ったが、他にもたくさんの備品を100円均一で買い揃えたので、100円均一がなければお店は持てなかったと思うくらいだ。
そんな中、トングは食器専門店で買った。ハーバービューホテルの近くの小さなお店で、通りすがりに偶然見つけて入ってみた。そこに売っていたのが、ちょっと変わった形のトング。氷を掴むところが丸っこくてギザギザになっていて、よくある細長いギザギザより力が逃げずに良さそうだし、何より見た目が気に入ったので購入した。
それから十数年、そのトングを使うのは私だけだったので何の問題もなく過ごしてきたのだが、セルフバーを始めたのと夫がお店に立つようになって、夫から苦情が出た。
「このトングは俺だけじゃなく、お客さんも使いにくいと思うよ」と。確かに、あのトングを扱うのにはちょっとしたコツが要るのだ。
なので、誰もが使いやすいトングを手に入れようとあちこち探し回った。「金に糸目をつけぬ」とまでは言わないが、多少高くても構わないと思って探し回ってもこれがなかなかないのである。
「コレだ!」と思えるトングになかなか出会えず、妥協して70点くらいのトングを2種類買ってはみたけど、持ち手の剛性が低くてしなったり、挟む部分が滑りやすくて氷が逃げたり、実際に使ってみてもやっぱり70点だった。
そんなある日、夫と飲みに行った居酒屋のトングがめちゃくちゃ使いやすかった。コレだ!
内側の刻印を頼りにネットで探してみると、なんと簡単にその商品がヒットした。さっそく注文。それが明日届く予定なので楽しみだな〜。



